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車検・メンテ等セットの新車リース 　アクトジャパン　　　 個人客との関係の継続性狙い

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　自動車整備業のアクトジャパン株式会社（粕屋郡粕屋町戸原、榎本理恵社長）は、このほど、新車購入、車検、メンテナンスに必要な費用をセットにし、新車を5年間リースするシステム「スーパー乗るだけセット」を発売した。
　主力の整備・車検事業では個人客を新規開拓しても、次回には半数以上が減る現状から、個人客との関係の継続性に有効と判断し沖縄市の西自動車商会（津嘉山修代表）と契約し、同サービスを開始したもの。同サービスでは、リース料以外にかかる費用はガゾリン代だけとなるため、車関係の支払いが一定になる。半年毎のメンテや1年毎の法定点検（3年後は車検）など定期的な保守で車を常に良好な状態に保て、24時間ロードサービスも受けられるといったメリットがある。契約満了後は、(1)設定残価での買取(2)車両を返却しリース終了(3)新車に乗り換え、の中から選択可能。同社の試算では特に中古価格が安定している軽自動車を新車で購入する際にメリットが大きく、家計を預かる主婦層やメンテが苦手な女性などを主なターゲットに初年度は月10台の契約を目指す。榎本社長は「メンテは顧客に対する“約束”。同サービスでの半年毎のメンテで、個人客との信頼関係を築いていきたい」と話している。
　同社は1929（昭和4）年創業、54年5月株式会社小金丸自動車工場として設立。89年株式会社小金丸自動車に、94年6月現社名に変更。資本金2,000万円。従業員14人。主力の整備業では大型トラック、輸入車まで対応し、法人客が全体の65％。新車や手ごろな外車などの中古車販売も手がける。07年3月期売上高は1億2,000万円。