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資本金4千万円で早良区にシステム開発会社設立  東京都のイーシー・ワン    国内オフショア開発拠点


 システム開発の株式会社イーシー・ワン(東京都、最首英裕社長)は、2006年12月1日、福岡市に100%出資の子会社・株式会社イーシー・ワンバリテックを設立した。資本金は4,000万円で社長には同社の中澤杉夫チーフテクニカルオフィサーが就任した。
 国内でのオフショア開発拠点として設立したもの。本社所在地は同市早良区百道浜2丁目の「福岡SRPセンタービル」8階で事務所面積は231平方メートル。従業員は11人でスタートする。同社が受注した開発業務のうちオフショア開発できるものについては、今後、福岡に移管する。初年度の年商目標は3億円。
 福岡市に開発拠点を設置した経緯について中澤社長は「中国と連携したオフショア開発にも有利な場所。また、関東地区と比べて技術者の定着率も高く、今後、若い人材を採用し技術者育成に力を入れていきたい」と話している。
 中澤氏は東京都出身。1962年10月29日生まれの44歳。青山学院大学技工学部卒。趣味はツーリング、ゴルフ。
 
 3年後をめどに従業員100人体制

 また、株式会社イーシー・ワンバリテックは、3年後をめどに、従業員数100人体制にする。
 関東地区と比較して技術者の定着率が高い福岡県内を中心に採用するもの。今後は、新卒、中途採用、関東地区からのUターン者など若い人材を中心に採用を進め、技術者育成に力を入れて技術力を高めていく。また、今後は、中国との取引も増加してくることから、従業員数の3割はアジア系を中心とした外国人を採用する方針で、既に、今年の4月入社予定の新入社員に、県内の留学生3人が決定している。
 中澤社長は「技術者育成に加え、技術者の立場から効率的に開発ができる枠組みや仕組みを確立し、高品質でコストパフォーマンスの高い開発を目指したい」と話している。