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販売数量増加で売上高は1・4%増の110億円 イフジ産業4〜12月期


設備増強の減価償却で減益

粕屋郡粕屋町戸原東2丁目の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)の17年4〜12月期連結決算は、売上高が前期比1・4%増の110億700万円、経常利益が同8%減の5億300万円となった。

営業利益は同8%減の4億8900万円。純利益は同6・5%増の4億2100万円だった。主力の鶏卵関連事業では販売数量が主要販売先の製菓・製パンメーカー向けの販売が堅調なことに加え、冷凍食品メーカー向けの販売が増加したことなどで、前年同期比2・5%増と好調に推移。主に販売数量が増えたことで、液卵売上高は同2・1%増の93億6200万円となった。加工品売上高は同8・5%減の4億6200万円。その他の売上高が25・4%増の3億1100万円。鶏卵関連事業全体の売上高は同2・1%増の101億3600万円となった。セグメント利益は、前期に実施した関東事業部の工場増設に伴う減価償却費の増加で、同4・3%減の4億4900万円となった。

子会社の日本化工食品㈱の調味料関連事業では前期に獲得した新規商品の販売が減少したことやグループ内での輸入粉卵の委託加工などの販売が減少。売上高は同11・8%減の8億8400万円。セグメント利益は、主に売上高が減少したことで、同47・3%減の3000万円となった。

通期売上高は同2・2%減の139億4000万円、経常利益は同0・4%増の6億8300万円を見込んでいる。

2018年2月27日発行