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販売数量増で売上高は2・5%増の69億円 イフジ産業中間決算


設備増強の償却で減益

粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)の9月中間連結決算は、売上高が前期比2・5%増の69億1300万円、経常利益が同14・3%減の2億6500万円の増収減益となった。

営業利益は同15・1%減の2億5500万円。純利益は同22・5%増の2億5600万円だった。主力の鶏卵関連事業では販売数量がマヨネーズ向けや冷凍食品向けへの販売が増加したことなどで、前年同期比で5・2%増と好調に推移。販売数量が増えたことで、液卵売上高は同4・3%増の59億1600万円となった。加工品売上高は同4・6%減の2億9000万円。その他の売上高が0・4%減の1億4100万円。鶏卵関連事業全体の売上高は同3・7%増の63億4800万円となった。セグメント利益は、前期に実施した関東事業部の工場増設に伴う減価償却費の増加で、同8・5%減の2億3300万円となった。

子会社の日本化工食品㈱の調味料関連事業では既存商品の販売やグループ内での輸入粉卵の委託加工などの販売が減少。売上高は同15・7%減の5億7000万円。セグメント利益は、主に売上高が減少したことで、同65・7%減の1400万円となった。

通期売上高は同2・2%減の139億4000万円、経常利益は同0・4%減の6億8300万円を見込んでいる。

2017年11月28日発行