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豊前東部工業団地内の自動車部品工場が完成 三福 自動車部品大手・三福の現地法人


 自動車部品製造大手の株式会社三五(名古屋市熱田区、常川幸三社長)の現地法人・株式会社三福(斎藤修二社長)が、豊前市小石原に建設していた自動車部品工場が完成し、九月一日に操業を開始した。
 今年二月中旬から豊前東部工業団地内に建設していたもので、敷地面積は約四万七千平方メートル。今回完成したのは一期工事分の約五千四百平方メートル(百m×五十四m)で、設備投資額は用地代を含む約十二億六千四百万円。従業員は新規採用の十三人を含む十六人でスタートした。
 親会社の株式会社三五は一九二八年創業、五〇年設立。資本金は六億八百万 円で、〇三年三月期の売上高は千百九十六億円。従業員は約千八百人で、主要製品は自動車用マフラー、エキゾーストパイプ、ドアビームなどの排気系自動車部品。国内に八工場、関連会社七社を持ち、米国、タイ、トルコにも進出している。主要取引先はトヨタ自動車、ダイハツ工業、日野自動車など。九州での生産拠点づくりのため、トヨタ自動車九 州、日産自動車九州工場が近接し、大分県中津市で操業予定のダイハツ車体とも近距離にあることから同地への進出を決めた。このため、今年一月十四日に一〇〇%出資の同社を設立した。 資本金は九千五百万円。

2003.09.09 発行 週刊経済より