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認定絵本士の資格を取得 筑紫女学園大学


週刊経済2025年3月19日発行号

幼児教育コース学生24人

仏教・浄土真宗の教えを建学の精神とする筑紫女学園大学(太宰府市石坂、南博文学長)の幼稚園教諭や保育士を目指している幼児保育コースの学生が認定絵本士の資格を取得した。

同大学は文学部、人間科学部、現代社会学部の3学部5学科で編成。幼児保育コースは、人間科学部の初等教育・保育専攻科内にあり、同学科の在籍数は現在436人。今年度は24人が同資格を取得した。

認定絵本士とは、絵本専門士委員会(事務局・国立青少年教育振興機構)が認定する資格で、2019年から養成制度が始まった新しい資格。子どもにとって絵本は人間教育の大事な教材ともされ、保育現場で認定絵本士が注目されているという。資格取得には、国立青少年教育振興機構が所管する「認定絵本士養成講座」を約50時間受講し、単位の取得と絵本専門士委員会の承認が必要になる。同大学では2020年度から養成講座を開設。4年制大学では九州唯一とし、昨年度時点では全国57校、福岡は同大学含む2校だけになる。同大学では「今後保育の現場などで読書の魅力を伝える役割を担っていただきたい」としている。