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西日本シティ銀行等4行から70億円の協調融資   福岡地所   商業施設開発、マンション開発を加速


 地場最大手不動産デベロッパーの福岡地所株式会社(福岡市博多区住吉1丁目、八木聖二社長)は、8月23日、株式会社西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、久保田勇夫頭取)を中心に、株式会社あおぞら銀行、住友信託銀行株式会社、三菱UFJ信託銀行株式会社の同社主要取引行4行による総額70億円の協調融資を受けた。
 これは今後同社が、商業施設やマンション開発などにおける開発資金の充実化を図るためのもの。同社の完済を高い確率で見込めると判断した4行が、融資団を組成し、開発資金を共同で融資するという。「シンジケートローンが組成されたことは、金融機関の当社への評価が高まってきたものと受け取っている」(同社)と話している。なお、今回の協調融資の総額は70億円で、シンジケートローンの形態は、アレンジャー(西日本シティ銀行)主導による、既往取引金融機関で融資団を組成する「クラブ・ディール」方式。また、融資形態は5年の貸付期間を持つ「タームローン」。
 同社では「今回の協調融資は当社のさらなる開発力向上につながる。不動産開発事業に経営資源を集中し、商業施設やマンション、オフィスビルなど積極的な開発を推進していきたい」と話している。