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製造部門集約の子会社を設立 正興電機製作所 制御機器とメカトロ事業を合併


 株式会社正興電機製作所(福岡市博多区東光二丁目、土屋直知社長)は二月五日、同社の製造部門再編のための一〇〇%子会社、株式会社正興C&E(同所、島津訓社長)を設立、四月一日から業務を開始した。
 高精度、制御、電子分野などの類似事業を統合し、開発の強化、海外市場の拡大を図るのが目的。各種スイッチや回路、制御機器を製造する子会社、株式会社正興機器製作所(同所、工場:古賀市青柳町)と、プリント基板メーカー向けに自動研摩装置や検査装置を製造する本社メカトロ事 業部を合併し、正興C&Eに移管する。工場は正興電機製作所古賀事業所(古賀市天神三丁目)内に統合する。資本金は一億円。二〇〇三年度売上高は二十億円を見込む。
 役員は次の通り。
 ▼代表取締役 島津訓▼取締役 中野国臣、門田伸史、浅田良邦、吉 田兼治、小野山幸雄(正興電機製作所取締役)▼監査役 井上信之(正興電機製作所取締役)

 古賀市の2工場を廃止し跡地利用

 また同社はこれに関連し、四月一日、古賀市の東部郊外にあるグルー プ工場二カ所を同社古賀事業所に集約、跡地と建物を売却もしくは賃貸で有効利用する。
 二物件はそれぞれ、正興機器製作所工場(古賀市青柳町)、敷地二千五百平方メートル、正興エンジニアリング株式会社薬王寺工場(同市薬王寺一七四五)、敷地二千七百六十平方メートル。
 同社は一九二一年五月創業、三〇年七月設立、資本金二十三億二千三 百万円、従業員は五百九十八人(単体)、二〇〇二年三月期の売上高百四十六億円。

2003.03.04 発行 週刊経済より