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薬局新規出店などで売上高は248億9600万円  総合メディカル    駆け込み反動減などで純利益減


 医業経営コンサルティングなどを手掛ける総合メディカル株式会社(福岡市中央区天神2丁目、田代五男社長)の2014年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、売上高が前年同期比7・9%増の248億9600万円、経常利益が同0・8%増の8億4800万円と増収増益となった。純利益は同1・3%減の4億7100万円。
 当期は調剤薬局を東日本地区に6店舗、西日本地区3店舗、九州6店舗の計15店舗を出店。店舗数は東日本212店、西日本130店、九州166店の計508店となった。医師の開業支援は同21件増の95件となり、リースなどの複合取引も増加した。
 地区別では、東日本が株式取得した調剤薬局子会社からの売上寄与や調剤薬局の前期出店による売上増の影響で売上高は前年同期比16・6%増の91億7500万円となったものの、のれん償却や本部割賦金など販管費の増加で営業利益は同26・7%減の8000万円。西日本も同様に、株式取得した調剤薬局子会社からの売上寄与や調剤薬局出店による売上増があったものの、レンタル部門の売上減およびリース・割賦部門の消費増税による駆け込み需要反動減の影響で売上高は同1・3%減の61億800万円、営業利益は薬局部門の売上増加で同3・9%増の2億3800万円となった。九州地区では前期出店やリース・割賦部門による売上増で同6・6%増の91億400万円となったが、レンタル部門の売上減が影響し、営業利益は同4・3%減5億100万円。
 事業別では、医業支援が同4・2%減の54億7400万円、薬局部門が同12%増の190億7000万円、有料老人ホーム運営などのその他部門で同11・4%増の3億5100万円となっている。
 同社では2014年9月期(第2四半期)までの連結決算で売上高524億8100万円(前年同期比6・9%増)、経常利益16億5500万円(同6%減)、当期純利益8億7800万円(同7・6%減)を見込んでいる。