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茨城の液卵工場で排水設備を増強 イフジ産業


週刊経済2024年1月2日、10日合併号

処理能力は1・6倍に

業務用液卵メーカーのイフジ産業㈱(糟屋郡粕屋町戸原東2丁目、藤井宗徳社長)は11月24日、関東事業部(水戸市酒門町)の工場で排水設備を増強した。
これまで、液卵製造に伴い発生する汚水に含まれるたんぱく質などの排水処理方法として、微生物を使用した活性汚泥方式のみを採用していたが、液卵の生産拡大に伴い新たに膜分離装置による排水処理の設備を増強した。膜分離装置とは、特殊フィルターを使った処理方法で、同社が保持する4工場で初めて採用。今回の増強により、排水処理能力は1・6倍の800トン/日になった。
同社は1972年10月設立。資本金4億5500万円。従業員114人(23年3月末時点、臨時従業員除く)。連結売上高は208億9100万円(23年3月期)。