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自社開発技術がスマート保安技術カタログに掲載 高田工業所


週刊経済2023年10月17日発行号

回転機械遠隔診断システム

プラント建設の㈱高田工業所(北九州市八幡西区築地町、髙田寿一郎社長)の開発した回転機械遠隔診断システムが9月11日、経産省所管のスマート保安技術カタログに掲載された。同カタログ10社目の掲載。
掲載されたシステム「TMCMAⓇ」は、センサーをモーターなど回転機械の状態を回転機本体でなく電気盤に設置するため、手中の揚水ポンプなどにも比較的容易に利用でき、直近では高速道路のトンネル内を換気するジェットファンの診断に採用されるなど実績も上がっている。
スマート保安技術カタログは、経産省所管の独立行政法人製品評価技術基盤機構が、設備の常時監視による保安レベルの向上や、点検時間、点検頻度等の削減による保安業務の合理化・効率化が期待される技術を選定し、昨年7月に公開したもので、高田工業所は10社目の掲載となる。髙田社長は「これを機に将来的にはさらに販路を拡大したい」と話している。