NEWS

自動ろ過装置で特許取得  太平環境科学センター


5件目

水質、土壌などの分析、測定業務を手掛ける㈱太平環境科学センター(福岡市博多区金の隈2丁目、坂本雅俊社長)は6月1日、開発した自動ろ過装置で特許を取得した。
従来から工業排水、下水、河川水などの水質分析のために行われるろ過作業は人の手で行われていたが、比較的単純作業にあるものの、検体数が多い場合には、従事者の経験値や判断能力の差も重なり、長時間の作業時間を必要とする場合がある。これを自動化することで処理速度を高め、作業効率の向上、およびろ過の精度を高めている。同装置は自動装置メーカーの㈱テラシステム(熊本市、寺本力人社長)と共同で開発。特許出願も同社との連名で行っている。 坂本社長は「おかげさまで5件目の特許取得。これからも分析業務の自動化を追求し、生産性向上と働き方改革につなげていきたい」と話している。

2020年6月16日発行