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脱炭素型循環経済システム構築促進事業に採択 サニックスホールディングス
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週刊経済2025年12月3日発行号
再生油から航空燃料を
㈱サニックスホールディングス(福岡市博多区博多切東2丁目、宗政寛社長)グループの「グリストラップ汚泥からジェット燃料の原料製造事業」が11月、環境省の「令和7年度脱炭素型循環経済システム構築促進事業のうち、プラスチック等資源循環システム構築実証事業の廃棄物等バイオマスを用いた省CO2型ジェット燃料等原料製造・社会実装化実証事業に採択された。
同事業は実証期間2年間で、同社の製品である「再生油Bio」から良質な油を分離、精製し、持続可能な航空燃料(SAF)の原料を生産することを目的にしている。さらに「再生油Bio」からSAF原料の生産過程で発生した残留物を液体・固形燃料化し、それぞれ重油・石炭の代替品として再利用する。サニックスグループは、「同事業を通じてSAF原料の不足を補い、世界の航空業界が掲げるSAF利用の2030年目標の達成に貢献するとともに、廃棄物であるグリストラップ汚泥の削減、未利用資源の活用を推進していく」としている。
再生油Bioは、食品工場や飲食店などから排出される不要になった油や店内に設置されたグリストラップ内に堆積した油から生産される動植物性油脂由来のバイオマス燃料で、C重油の代替品としてボイラーや焼成炉の燃料に利用されている。2024年度に生産した再生油Bio全量をC重油の代替品として使用した場合、年間6084トンのCO2が削減できるという。

