経産省「情報セキュリティサービス基準」の適合認定　ＱＴｎｅｔ

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週刊経済2021年4月13日発行

ＩＰＡの基準適合サービスリストに登録

九電グループの情報通信事業会社、㈱ＱＴｎｅｔ（福岡市中央区天神１丁目、岩﨑和人社長）は３月２５日、展開する情報セキュリティサービスが経済産業省の定める「情報セキュリティサービス基準」への適合を認められ、独立行政法人情報処理推進機構（ＩＰＡ）が公開する「情報セキュリティサービス基準適合サービスリスト」に登録されたと発表した。
これは、情報セキュリティサービス基準審査登録委員会による審査を経て、ＩＰＡの情報セキュリティサービス基準適合サービスリスト」に登録されたもの。登録されたサービスは脆弱性診断の「ＱＴ ＰＲＯ プラットフォーム診断サービス」とセキュリティ監視・運用の「ＱＴ ＰＲＯ マネージドセキュリティサービス」。プラットフォーム診断サービスは、ＯＳやミドルウェアに存在する脆弱性や設定上の不備を洗い出し、対応策を提示してシステムの抜本的な対処を手助けする。マネージドセキュリティサービスはインターネットからのサイバー攻撃や不正アクセスなどから顧客の情報資産を守るためのクラウド型サービスで、顧客のコスト面に合わせたセキュリティ運用管理を提供するが、基準適合サービスの利用には「セキュリティ運用監視『フル』オプション」が必須という。
情報セキュリティサービス基準とは、一定の技術要件や品質管理要件を示し、品質の維持・向上に努めているサービスを明らかにするための基準を設けることで、情報セキュリティサービス業の普及を促進し、国民が情報セキュリティサービスを安心して活用することができる環境を醸成することを目的とした審査登録制度。