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経常益は3・8倍の11億円  スターフライヤー    法人需要回復で2期ぶり増収


 株式会社スターフライヤー(北九州市小倉南区空港北町、米原愼一社長)の11年3月期決算は、営業収入が前年同期比7・2%増の181億86百万円、経常利益が約3・8倍の11億9百万円の増収増益だった。就航4年目で初の黒字となった10年3月期に引き続いての黒字。
 早朝深夜便の利用者を対象に送迎サービスの強化など利便性向上に努めたほか、リーマンショック以降は減少傾向だった法人需要などの回復で2期ぶりの増収につながった。利益面では、増収に伴う利益拡大と、販売費や一般管理を8億円削減するなど大幅増益。当期純利益は定期整備の引当金2億88百万円を計上し、3倍の8億11百万円となった。
 運航路線と便数は、航空機4機で北九州―羽田1日11往復(22便)、羽田―関空は1日4往復(8便)を運航。就航率は99・2%、定時出発率も94・2%と昨年に引き続き、高い水準を維持した。北九州―羽田の旅客数は5千人増の64万3千人、利用率は0・4ポイント増の70・7%、旅客収入は6・7%増。羽田―関空の旅客収入も1・5%増加した。