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経常収益は6%増の191億7300万円 筑邦銀行25年3月期


週刊経済2025年5月21日発行号

資金運用収益増え

㈱筑邦銀行(久留米市諏訪野町、鶴久博幸頭取)の2025年3月期連結決算は、経常収益が前期比6・3%増の191億7300万円、経常利益が同2・5%減の11億5200万円で、増収減益となった。

経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加による資金運用収益の増加や、連結子会社のちくぎんリースにおける営業収益の増加などにより増収となった。一方、利益面では、預金等利息の増加による資金調達費用の増加や営業経費の増加などから経常費用が増加し、経常利益の減少につながった。固定資産処分損の増加なども影響し、親会社株主に帰属する当期純利益は同7・2%減の9億8000万円となった。

銀行単体ベースでは、経常収益が前期比9・1%増の126億円、経常利益は同1・4%増の10億7900万円と増益だった。

今期は経常収益が前期比6・8%増の204億8000万円、経常利益が同23・2%増の14億2000万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12・1%増の11億円と、増収増益を見込んでいる。