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経常収益は3・8%増の28億6867万円 筑後信用金庫


週刊経済2025年8月13日発行号

評価損の外債投資信託売却などで赤字化

筑後信用金庫(久留米市東町、丸山裕一理事長)の2025年3月期決算は、経常収益が前期比3・8%増の28億6867万円、経常損失が13億870万円(前期が経常利益2億5197万円)で増収赤字化だった。

貸出金利回り上昇による貸出金利息収入の増加などで増収。損益面では、評価損を抱える外債投資信託の売却や貸倒引当金など信用コストの積み増しなどが減益につながった。当期純損失は14億9578万円(前期は経常利益が1億7673万円)。また、25年3月末時点での預金積金残高は前期比19億1400万円増の1682億6300万円、貸出金残高は同11億5200万円増の1052億6500万円、自己資本比率は0・43ポイント減の16・36%だった。