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経常収益が36・6%増の253億8027万円 福岡ひびき信用金庫
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週刊経済2025年8月13日発行号
経常益は17・3%減
福岡ひびき信用金庫(北九州市八幡東区尾倉2丁目、井倉眞理事長)の2025年3月期決算は、経常収益が前期36・6%増の253億8027万円、経常利益が17・3%減の14億9982万円で増収減益だった。当期純利益は28・2%減の9億1371万円。
金融派生商品収益などその他業務収益が前期から59億6700万円増えたことが要因で増収。利益面では、物件費が1億2千万円増えたことや、株式等売却損の16億1700万円増加などが影響し、減益になった。
また、3月期末時点での預金残高は、政策金利見直しに伴う預金金利の上昇で預金流動化の動きが激しくなったことが影響し、前期比187億円減の7995億円。貸出金残高は個人向け融資の消費者ローンや住宅ローンが増加したものの、事業性融資が前期比32億円減少し、同比3400万円減の4198億円。単体自己資本比率は前年同期比0・1ポイント上昇の10・70%だった。同金庫では「限られた経営資源を効率よく活用し、将来の収益機会が見込まれる分野に経営資源を投入していくことが必要」と話している。

