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組込技術者育成事業を開始  マイクロコート    4月から


 組込みソフト開発の株式会社マイクロコート(福岡市早良区百道浜、松尾正博社長)は、4月から組込みソフト技術者育成事業を開始する。
 組込技術者育成を手掛けるイーソルエンベックス株式会社(東京都中野区、大橋憲司社長)と提携したもので、同社の入居するSRPセンタービル1階に「エンベックス・ユニバーシティ 福岡トレーニングセンター」を開校する。初年度は100人の育成、売上高3000万円を目指す。カリキュラムは、イーソル社の「プロジェクト型実践演習」に沿って、全20日の演習項目からなる。日程ごとに演習項目が分かれており、学びたい項目を選択して受講することも可能。組込みソフト開発に必要なソフトウェア、ハードの開発治術をトータルに習得できる内容となっている。
 現在、組込みソフトの需要は、パソコン、携帯電話、電化製品などを中心に急増しており、全国で約9万人の技術者が不足していないと言われる。松尾社長は「地場IT企業にとって、組込み業界への参入は飛躍の活路になりうる。技術者育成を通して地場IT業界の振興が図れれば」としている。
 同社は81年設立、資本金3,000万円、従業員数は63人。昨年から組込み事業に本格参入。