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約300億円投じたエンジン工場が1月初旬にも稼動   トヨタ自動車九州   06年は約10万基を生産


 トヨタ自動車九州株式会社(鞍手郡宮田町、渡辺顯好社長)は、苅田町の松山工業団地内に約300億円をかけて建設していたエンジン工場を06年1月初旬にも稼動する。
 工場は敷地面積31万3,000平方m、平屋建てで延べ床面積5万1,000平方m。宮田工場で生産する「ハリアー」と高級車レクサスの「ES」向けエンジンを、06年は約10万基生産する(生産能力は年間22万基)。エンジン工場の従業員は約600人規模を予定している。部品の現地調達率については、エンジン工場の稼動により宮田工場も含めた同社全体で、当面は60%程度を見込む。
 同社は1991年2月設立。資本金は450億円。従業員は3,150人(05年3月現在)。05年3月期の売上高は5,109億円。従来、「ハリアー」と「クルーガー」の2車種を生産(生産能力年間約23万台)していたが、9月に約300億円かけて増設していた高級車「レクサス」向けの新ラインが完成。これにより、年間の生産能力は43万台となっている。
 渡辺社長は静岡県出身。1942年8月10日生まれの63歳。東京大学工学部卒。趣味はゴルフ、旅行。