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約15億円かけ産業用ロボット月産1500台体制へ 安川電機 生産能力30%増強


 株式会社安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、利島康司社長)は今年度中に総投資額約十五億円をかけて産業用ロボットの生産能力を三〇%増強し、月産千五百台体制を構築する。
 好調な受注状況に対応するため。同社中間工場内に機械加工工場を新設。新設する機械加工工場にはFMS(一つの生産設備や生産ラインで複数の製品を生産できる仕組み。多品種少量生産の生産性を高める)機械加工ラインを構築し、加工マシンも十台追加導入することで部品供給能力の強化、効率化を図る。将来的には月産二千台体制の構築も計画している。
 同社では昨年七月から市場へ投入している新型ロボットに加え、アーク溶接、スポット溶接、液晶基盤搬送用ロボットの受注が特に好調で、〇三年度第3四半期から〇四年度第1四半期までで、前年同期比五〇%増となっている。
同社は一九一九年十二月設立。資本金は百五十五億四千万円。従業員は二千九百二十五人(〇四年三月現在)。〇四年三月期の連結売上高は二千六百三十億四千五百万円。
 利島社長は福岡県出身、四一年六月十一日生まれの六十三歳。慶應義塾大学法学部卒。

2004.9.14 発行 週刊経済より