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約10億円投じ博多駅前に福岡校の新校舎 学校法人恭敬学園北海道芸術高校


来年5月移転

学校法人恭敬学園北海道芸術高等学校(北海道余市郡仁木町、坂井直樹理事長)は、総投資額約10億円を投じて、福岡市博多区博多駅前3丁目に福岡サテライトキャンパス(同区上呉服町、田中智キャンパス長)の新校舎を建設している。完成は来年4月、移転は同5月を予定。
同キャンパスは2012年4月に開設。年々、熊本や長崎、佐賀など遠方から通学する生徒数の増加に伴い、JR博多駅近くに新校舎を構えることで交通の利便性向上を図るもの。新校舎はスタジオの防音設備を強化し、講師の増員も図る。田中キャンパス長は「当キャンパスでは数ある芸術系の高等学校の中でも専門性に特化した本格的な設備を設けており、より教育環境を充実させた校舎づくりをしていく」と話している。
場所は通称こくてつ通り沿いのマンション「アクタス博多駅前Ⅱ」の東側。鉄骨造りの5階建てで延べ床面積は約1322㎡。1階は北海道の名産を使用した食事を提供するカフェ(予定)、ダンススタジオ。2階は職員室、数十台のパソコンを備えたPCルーム。3階は国語や数学など普通科目の4教室。4階はデッサン授業などで使用するマンガ・イラスト実習の2教室、豊富な録音機材を備えた、映画・アニメのアフレコ実習用の声優スタジオ。5階は5台のシャンプー台を設けた美容サロン実習室2室、音楽スタジオ実習室2室。
同校は2006年4月に開校。15年に学校法人設立。広域通信制・単位制で、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋にもサテライトキャンパスを置く。福岡キャンパスはマンガ・イラスト、声優、ファッション・ビューティー、美容師、ミュージック、ダンス、総合進学といった7つのコースを設けている。講師は常勤が8人、非常勤が60人体制(今年10月5日現在)。
田中キャンパス長は愛知県一宮市出身。1979年11月3日生まれの38歳。趣味は買い物。

2018年10月16日発行