糸島市長野に２階建ての複合施設　コテンポ

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週刊経済2025年9月10日発行号

飲食や雑貨などの需要を見込む

古民家の活用企画・リノベーション事業をする㈱コテンポ（福岡市中央区春吉３丁目、伊藤久国社長）は７月中旬、糸島市長野の古民家を複合施設へと再生する改修工事を完了した。
場所は「長糸支所」バス停南西側に位置する。近隣には観光名所「白糸の滝」があり、周辺には古民家を改装したレストランなどの飲食店が点在していることから、パン屋や雑貨屋などの商業テナントの入居を見込んでいる。物件名は「糸島エーテ」。築１２０年の古民家を約１千万円の工事費で改修した。敷地面積は約１８０㎡、木造の２階建て。現在は４区画でテナントの募集を進めており、１区画あたりの専有有面積は約１３㎡〜約６３㎡。賃料は５万円〜１９万円で、それぞれ共益費は３千円に設定している。
伊藤社長は「古さの魅力を活かしたリノベーションに工夫を凝らした。空き家だった古民家を今後は商いの場として活用していきたい」と話している。