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糸島市と地方創生に向けた包括連携協定を締結 西日本シティ銀行


週刊経済2021年10月19日発行

糸島サイエンス・ヴィレッジ実現などを支援

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、村上英之頭取)は10月8日、糸島市(月形祐二市長)と地方創生に向けた「連携・協力に関する包括連携協定」を締結した。
同市が構想する九州大学と連携したまちづくり「糸島サイエンス・ヴィレッジ」の実現や創業支援などに、同行が持つ資源や情報、強みを生かし、連携・協力して取り組むことで、同市が目指す「人とまちの魅力が輝く豊かさ実感都市いとしま」のまちづくりを促進する狙い。同協定の主な内容は①糸島サイエンス・ヴィレッジの実現②創業支援③観光振興④移住・定住促進⑤結婚・子育て支援⑥SDGs⑦その他、必要と認められる事項の7つ。同行では今後、構想実現などを支援するほか、情報発信やセミナー開催などに積極的に取り組む。
糸島サイエンス・ヴィレッジとは、九大の持つ知的資源(研究シーズ)を実用化・事業化につなげるだけでなく、研究者や家族、学生、地域住民が交流し、永続的に発展する地域や産・学・官・金の研究交流拠点となるまちづくりを進め、「真の学術研究都市の構築」を目指す糸島市の構想。
なお、同行では9月13日に前原支店(糸島市前原中央3丁目)の店舗を同市前原中央2丁目に新築移転し、「糸島支店」としてリニューアルオープン。新店舗は外観を旧宿場町の町並みにマッチさせた伝統的町家風とし、ロビーなどの天井には糸島産の杉材を多く使用したほか、入り口横に地元の特産品や移住者へのお役立ち情報などを紹介する常設ギャラリーを設置。「これまで以上に地域に貢献していく」(村上頭取)と表明していた。