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粕屋町仲原にサウナ特化の温浴施設を開設 福岡製缶 設備投資は6000万円


 塗料や食用油脂向けの業務用金属缶メーカー、福岡製缶株式会社(粕屋郡志免町別府、中林義将社長)は四月二十六日、本社隣接地の粕屋町仲原口ノ坪にサウナ専業の温浴施設「カンスパ」をオープンする。
 遊休地の事業化を図るもので、設備投資額は六千万円。施設概要は、敷地七百十平方メートル、鉄骨平屋建ての建物で、建築面積二百三十平方メートル、延べ床面積二百二十平方メートル、うち百平方メートルをサウナ室とする。利用料は千円(予定)、初年度売上高見込みは二千万円。熱を遠赤外線に変えて再放射する「天照石」を使った、遠赤外線サウナを運営する有限会社環境耕作研究所(福岡市博多区住吉三丁目、渕上龍男社長)の企画を採用した。
 同事業責任者の吉田森昭代表取締役専務は「通常のスーパー銭湯と競合せず、サウナに特化した業態でリピーターを確保したい」と話している。
 同社は一九四五年七月創業、五一年四月設立、資本金千二百万円、従業員数三十八人、〇二年一月期売上高は十一億五千万円、経常利益は千二百万円。

2003.04.22 発行 週刊経済より