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粕屋町に4階建てマルチテナント型物流倉庫 東京のCPD
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週刊経済2025年10月8日発行号
延べ床面積約4万3千㎡
物流不動産開発などの㈱センターポイント・ディベロップメント(CPD・東京都千代田区、上田伸孝社長)は、粕屋郡粕屋町にマルチテント型物流施設「CPD福岡」を建設する。2026年2月着工、27年5月完成予定。
高速道路網を通じた広域配送、幹線道路との近接性を生かした都市部への配送ニーズに応えるもの。場所は福岡ⅠC南西側で、粕屋町が産業用地として整備を進める粕屋町大隈西土地区画整理事業地内。同社として初の土地区画整理事業用地を取得した。敷地面積は約1万8千㎡。建物は鉄骨造り4階建てで、延べ床面積は約4万3千㎡。2階への乗り入れが可能なスロープを設置し、1、2階のトラックバースは計42台。1区画最小約5300㎡、最大6区画までの分割を想定している。さらに各区画に大型荷物用エレベーター、垂直搬送機も1基ずつ設置する。床荷重は1階が1㎡あたり2・5トン、2~4階が1・5トン。設計、施工は総合建設業の㈱塩浜工業(福井県敦賀市、塩浜都広社長)が手掛ける。
同社では「JR香椎線伊賀駅、長者原駅から約1キロ圏内と、公共交通機関でのアクセスが可能なため雇用確保にも貢献できる。また、環境評価の取得も目指し、入居企業の地球温暖化対策をサポートしたい」と話している。

