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米ロケット・ラボ社と契約、3機打ち上げへ QPS研究所


週刊経済2025年10月15日発行号

既存契約と合わせて計11機

小型SAR衛星の開発ベンチャー、㈱QPS研究所(福岡市中央区天神、大西俊輔社長)は10月7日、米国の航空宇宙企業、Rocket Lab(以下ロケット・ラボ社)と、新たに小型SAR衛星3機分の打上げに関して新たに契約を締結した。

ロケット・ラボ社とは従来までに8機の打ち上げを契約しており、すでに4機が打ち上げ済み。今回の契約で計11機となる。今回、新たに契約した3機の打上げはいずれも来年以降を予定しており、既存の契約と合わせて今後、計7機の衛星を打ち上げる。既存契約分の次回打ち上げは11月以降を予定している。

ロケット・ラボ社のペーター・ベックCEOは「当社の技術力で、宇宙への迅速なアクセスを確保し、運用を効率化する統合的な打上げサービスを活用してほしい。QPS社の衛星コンステレーションの実現に貢献できることを誇りに思う」とコメント。大西社長は「新たに同ロケットによる3機の追加打上げ契約を締結できたことを、大変嬉しく思う。当社が目指す衛星コンステレーションの構築に向けた重要な一歩になる」と期待を語っている。