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箱崎ふ頭の4階建て物流施設取得へ  東京都の日本レップ    TDSが建設、来春完成


 東証マザーズ上場で物流不動産ファンド運用の株式会社日本レップ(東京都千代田区、和本清博社長)は、不動産建築の企画・コンサル・開発の株式会社都市デザインシステム(東京都渋谷区、梶原文生社長)が福岡市東区箱崎ふ頭4丁目に建設する4階建て大型物流施設を来年3月末に取得する。6月8日に両社間で基本合意した。同時期の完成、稼働を目指す。建物は6月19日に着工した。
 日本レップは、5月30日、同じ箱崎ふ頭4丁目に福岡倉庫株式会社が入居する「J―REPロジステーション福岡」を着工しており、今回が福岡第2号案件。場所は、クリーンパーク臨海の西側。敷地面積約2万2,084平方メートルで、建物の延べ床面積は約4万4,140平方メートル。施設名称は「J―REPロジステーション福岡Ⅱ(仮)」。シングルユースから最大4テナントまで利用できるマルチテナントニーズに対応する。また、1階両面にトラックバースを設ける予定。
 今回の物流施設の取得決定で、日本レップが箱崎ふ頭に所有することになる2施設の延べ床面積は合計で7万平方メートルを超える。同社では、福岡を重点地区と位置付け、今後も物流施設の取得、開発を進める計画。
 日本レップは、1990年7月設立。06年6月東証マザース上場。07年3月時点の運用資産残高は864億円で、取得・開発物件が全国に29件ある。