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筑紫野市に物流センターを移転  キシヤ


延べ床面積は約2・5倍の1万8244㎡

総合医療機器商社の㈱キシヤ(福岡市東区松島1丁目、楠田幸次郎社長)は6月15日、福岡物流センター(同市博多区榎田2丁目)を筑紫野市岡田3丁目に移転した。
福岡空港の滑走路増設事業に伴うもの。場所は「筑紫野市総合保健福祉センターカミーリヤ」東側。敷地面積は1万6335㎡、建物は3階建てで延べ床面積は従来の約2・5倍となる2万1072㎡。アイテム数・量ともに九州最大規模の在庫量を有し、安定供給の要となる。商品特性に合わせた2種類の自動倉庫を導入し、システムで出荷から最終検品まで管理するほか、バーコードによる全品製造ロット・使用期限の管理など、高精度な運用に対応する。災害時にも供給を止めることが無いよう「自家発電装置」を導入した。楠田社長は「高度な物流機能の粋を集めた“次世代を担う高機能物流センター”という位置づけで、安心安定のより良いサービスを目指す」と話している。
同社は1910年創業、68年6月設立。資本金5千万円。2020年5月期売上高は680億円。従業員543人(パート・アルバイト除く)。

2020年8月25日発行