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第4工場の生産ラインを少量パック専用に  明月堂    来年7月頃稼働


 「博多通りもん」など菓子製造販売の株式会社明月堂(福岡市博多区東那珂2丁目、秋丸卓也社長)は来年7月めどに、本社第4工場の生産ラインを変更する。
 第4工場内の博多通りもんの生産ライン3本のうち1本を、同商品の少量パック専用ラインに変更するもの。これまで博多通りもんは10~20個入りが主力だったが、近年は簡易包装の5個入り商品(税込み480円)の需要が増加。現在は仕分けを手作業でしており、各店舗で品薄状態が続いていた。10個入り以上の商品と少量パックを合わせて購入する層が多いため、同社では“買い増し”が期待できると判断。特に福岡空港店、博多駅構内など観光客が多く訪れる店舗での売り上げを伸ばしていく。秋丸社長は「消費者の購買動向が、単価が低くて小分けされた商品に変わってきている。これまでは品薄で他店に流れていたお客様に、今後はしっかりと供給できるような体制をつくっていきたい」と話している。
 同社では、将来的に少量パック専用の第5工場を建設する予定で、完成後の生産能力は現在の10万個増の日産40万個を見込んでいる。