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第三者割当増資で約4400万円調達 SETE MARES


4社が出資

ソフトウェア開発などの㈱SETE MARES(セッティ マーリス:福岡市博多区博多駅前3丁目、新宮ドミ社長)はこのほど、第三者割当増資で約4400万円を資金調達した。
今年8月までの1年間で調達したもので、小売や美容、サービス業などの会員証や割引券などをデジタル化するクラウドサービス「KINCHAKU(キンチャク)」のシステム開発費に充て、サービス普及を図る。昨年8月にF Ventures(両角将太代表)を引受先としたJ︱KISS型新株予約券方式の出資、今年3月はMIRAISE1号投資事業有限責任組合(岩田真一代表)、同4月にビープラッツ㈱(藤田健治社長)、8月には「九州オープンイノベーション1号投資事業有限責任組合」を運営するGxPartners(岸原稔泰代表)から出資を受け、総額4379万5000円を資金調達した。新宮社長は「オフラインのビジネスを展開する中小企業が勝ち抜くために、顧客継続率をどのように維持していくかが大きな課題となっている。同サービスは、その顧客維持の施策を実施できるO2Oマーケティングツールとして課題を解決していく」と話している。
同社は2018年7月設立。資本金は1260万円。「キンチャク」はこれまで紙や独自アプリで配布、管理していた割引キャンペーンやスタンプカードなどのロイヤルティプログラムをデジタル化することで集客効果や顧客満足度向上を図るサービス。今年4月から岩田真一MIRAISE代表、8月から中原健GxPartnersマネージングパートナー&COOが社外取締役に就いた。

2019年9月10日発行