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福銀と合意し全優先株15億円を消却 高田工業所


週刊経済2024年2月14日発行号

2月5日

プラント建設の㈱高田工業所(北九州市八幡西区築地町、髙田寿一郎社長)は福岡銀行に対して発行した優先株のうち未処理だった15億円分の150万株を買い戻し、2月5日に償却した。
1月26日の臨時株主総会で決定、実施したもの。優先株は2003年9月に財務体質改善を図る目的で50億円分の625万株を発行、福岡銀行が引受先となったが、その後の業績向上で財務状況が改善されたことから段階的に取得・消却しており、残った分を今回すべて買い戻して償却した。
同社の23年3月期決算は、連結売上高が前期比22・5%増の578億8100万円、営業利益は約2・2倍の26億8千万円、経常利益は約2・2倍の27億2千万円、当期純利益は約2・1倍の16億4600万円だった。