福岡空港に糸島産牛乳用いた菓子店　風美庵

Tag:

週刊経済2025年7月30日発行号

同ブランド１号店

和洋菓子製造、販売の㈱風美庵（福岡市南区高木２丁目、河越久社長）は７月１８日、福岡空港（福岡市博多区下臼井）に糸島産の牛乳を使用した菓子「糸島ミルクブランド」の常設店をオープンした。同業態の出店は初。

２０２１年に糸島産の牛乳「伊都物語」を用いた同ブランドを立ち上げ、一部の商品を博多駅マイング、デイトスの「博多風美庵」で販売していたが、売り上げ好調で常設店をオープン。店名は「ＩＴＯＳＨＩＭＡ　Ｍｉｌｋ　Ｂｒａｎｄ福岡空港店」。場所は国内線旅客ターミナルビル２階で、店舗面積は３６㎡。出店を機に、「伊都物語」の牛乳をクッキーに練りこみ、コーンフレーク入りのホイップチョコをサンドした同ブランドの新商品「バターサンドクッキー（５個入り、税込９１８円）」を発売。そのほか、ホワイトチョコで全体をコーティングした卵型のケーキ「糸島チョコエッグケイク（４個入り、税込８９６円）」など計５種展開する。国内観光客をメインターゲットに、平均客単価は２千円を見込む。スタッフ数は６人。営業時間は午前６時半～午後９時。

同社では「ブランド立ち上げ当初から常設店をオープンしたいと考えていた。地元牛乳を使った商品を多くの人に届けたい」と話している。