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福岡市博多区に新「福岡コンタクトセンタ」開設 NTTマーケティングアクト九州 旧施設を移転・拡大


 NTT西日本系の営業・サービス会社・株式会社NTTマーケティングアクト九州(福岡市博多区博多駅東三丁目、寺町幸夫社長)は十二月八日、同区上呉服町にテレマーケティング業務の新「福岡コンタクトセンタ」を開設した。
 これまで明治生命ビル(同区中洲五丁目)の四階と六階に分散していた福岡コンタクトセンタを移設し、規模拡大・機能充実を図ったもので、併せて営業部門も集約化した。場所は呉服町交差点角の呉服町ビジネスセンタービル四階、事務所面積は約二千平方メートル、席数はこれまでの二百 六十席から三百五十席に拡大した。主要業務は受信・発信代行業務、リサーチ(世論調査・市場調査等)業務、コンサルティング業務、人材派遣・研修業務など。また「顔認証入退室管理システム」の導入で高度なセキュリティを実現するとともに、昨今の通信販売業界等のニーズに対応し、二十四時間対応業務が可能となった。同社では「多様化するお客さまのニーズに対応するとともに、セキュリティ面の充実で顧客情報の管理など信頼性がさらにレベルアップした」と話している。
 現在、各種注文からクレーム対応まで集中対応する応対窓口が企業に不可欠となっている。また、顧客ニーズの多様化に伴い、企業の顧客戦略がマスマーケティングから「ワン・トゥ・ワン」へと移行しつつあり、これらの環境下、企業と顧客をつなぐ施設がコンタクトセンタと呼ばれている。
 NTTマーケティングアクト九州は、昨年NTT西日本グループの再編により設立、資本金は九千万円。営業エリアは福岡、佐賀、長崎各県で、テレマーケティング業務、人材派遣、104(番号案内)サービス などを主業務とする。従業員数は約二千九百人。

2003.12.16 発行 週刊経済より