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福岡市中央区赤坂1丁目に新拠点開設 オーレック


カフェ、コワーキング併設

乗用草刈機、自走式草刈機大手の㈱オーレック(八女郡広川町、今村健二社長)は10月31日、福岡市中央区赤坂1丁目にカフェ併設の拠点をオープンした。
同社が都市型拠点として構えるのは初めて。名称は「OREC green lab(グリーンラボ)福岡」。場所は通称明治通りの赤坂交差点角。4階建ての延べ床面積約270㎡。ビル一棟を賃借し今年6月から改修工事に入り、10月中旬に完成した。1階が同社製農機を展示したカフェブースと物販、2階が農の関連書籍を揃えたライブラリスペースとし、各席に電源を備えコワーキングスペースとしての利用もできる。3階がイベントスペース、4階が事務所になる。1、2階はガラス張りのデザインとなっており、3、4階の交差点に面した外壁にはオーレックの大きな看板を掲げ、ブランディング強化を図る。カフェでは、自然素材にこだわった日本茶やオーガニックティーを提供。オリジナルドリンクの「お米ラテ」を打ち出す。また、3階のイベントスペースでは、今後、農、食、ものづくりに関連するイベントやスタートアップの発表の場としての活用も構想している。グリーンラボ自体は、長野、青森に次ぐ3カ所目だが、同所では農機約30台を展示したショールーム機能を備えている。
10月29日、メディア向けに午前と午後の2回にわけて内覧会を実施し、今村社長は「農業地帯で展開してきたグリーンラボの都市型展開は大きなチャレンジ。都市の中で農に触れる機会をつくるとともに、これまでにない新たな価値を創出し地域貢献していきたい」と話している。

2019年11月12日発行