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福岡市中央区赤坂1丁目に新拠点 オーレック


4階建て、カフェ併設

乗用草刈機、自走式草刈機大手の㈱オーレック(八女郡広川町、今村健二社長)は10月、福岡市中央区赤坂1丁目に新拠点を開設する。
久留米市城島町で創業し、昨年10月に70周年を迎えた同社では市内進出、都市型拠点として構えるのは初めて。名称は「OREC green lab(グリーンラボ)福岡」。場所は通称明治通りの赤坂交差点角。4階建ての延べ床面積約270㎡。ビル一棟まるごと賃借し6月から改修工事に入っている。1階がショールーム機能を備えたカフェブースと物販、2階が農の関連書籍を揃えたブックカフェ、3階がカフェブースとイベントスペース、4階が事務所になる。1、2階はガラス張りのデザインとなっており、3、4階の交差点に面した外壁にはオーレックの大きな看板を掲げ、ブランディング強化を図る。展示製品は主力製品3機種ほどで、農業や食に関するイベントやセミナーなどを通して、農との接点をつくり、日本茶やオーガニックティーなどの提供で安心安全な食材を発信していく。グリーンラボ自体は、長野、青森に次ぐ3カ所目で同所では建物設計にこだわり農機約30台を展示している。今村社長は「農業地帯で展開してきたグリーンラボの都市型展開は大きなチャレンジ。都市の中で農に触れる機会をつくるとともに、これまでにない新たな価値を創出していきたい」と話している。

2019年7月2日発行