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福岡市のSU支援プログラムに選出 Tensor Energy


週刊経済2025年7月23日発行号

協業での課題解決など評価

発電事業者向けソフトウェアプラットフォーム開発のTensor Energy㈱(テンサーエナジー、福岡市中央区天神1丁目、堀ナナ社長)は6月18日、福岡市のスタートアップ支援拠点Fukuoka Growth Nextが実施する選抜型成長支援プログラム「High Growth Program」の2025年度採択企業に選ばれた。

同プログラムは福岡市から急成長を目指すスタートアップを対象に、企業家や各分野の専門家などによるメンタリング、金融機関とのマッチングなどを通して選出企業を支援するもの。5月に公募を実施し、書類と面接審査を経て成長が期待される12社が選出された。同社は発電や電力の供給調整、財務管理を自動化するプラットフォーム「Tensor Cloud」を開発。他社との協業などによって課題解決に取り組んできた事例や今後の計画などが評価された。選出を通して新たなソリューションや事業の創出、新規顧客獲得、産官学連携の強化、海外進出などに取り組んでいく。

堀社長は「新たな企業との連携や電力の自由化が進んでいないアジア地域への進出にも挑戦していきたい」と話した。

同社は2021年11月設立。資本金7253万円。決算期10月。従業員13人。