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福岡市にAI研究開発・人材育成の子会社 東京のエクサウィザーズ


週刊経済2026年7月8日発行号

社名は「エクサフォワード九州」

 AIを利活用したサービス開発などを手掛ける㈱エクサウィザーズ(東京都港区、春田真社長)は8月をめどに、福岡市に本社を置く子会社㈱エクサフォワード九州を設立する。

 同社は九州にも顧客基盤を持ち、業務効率化や人手不足解消を目的とするAIプロダクト、サービスを提供してきた。福岡市に子会社を新設することで、顧客との関係構築や現地採用を強化する。また、政府が策定する「地域未来戦略」の素案では九州でAIが重点分野に含まれる方向性であることを背景に、今後自治体や事業者の「AIトランスフォーメーション(AX)」推進や、人材育成等への政策的な後押しが本格化することを見込み、AIエージェント技術の研究開発・人材育成の拠点とする。具体的な事業としては、顧客の業務の現場に常駐し、AIやデータプラットフォームを活用して課題を解決するFDE(フォワード・デプロイド・エンジニア)を中核に、AIエージェントや業務アプリケーションを設計・開発・実装するプロセス型サービスを提供する。加えて、AXによって生み出された売り上げ向上やコスト削減といった効果に応じた成果報酬型サービスについても検討を進めていく。これらの事業を推進していくため、九州・西日本の先端AI技術人材の採用・育成を積極的に進めるほか、大学・高等専門学校等との連携、UIJターン人材の受け入れに取り組むことで、首都圏に集中しがちなAI技術人材の地理的偏在の是正を図る。社長には、エクサウィザーズで銀行業務などのAI活用を手掛けてきた小山貴大氏が就任する。事業開始は11月を予定しており、3年以内に200人規模に拡大する方針。資本金は3億円。

 小山氏は「福岡を拠点に、AI技術と人材が集積する『九州AIエコシステム』のハブを築き、九州発のAIサービス企業のロールモデルとして、人手不足という社会課題の解決と地域経済活性化に貢献していく」とコメントしている。

 同社は2016年2月設立。資本金は24億円。従業員数は624人(連結、26年3月末時点正社員)。26年3月期の売上高は119億9600万円。