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福岡システムLSI総合開発センターがオープン   福岡県   インキュベーションルームの入居者を募集


 福岡県が推進しているアジア地域におけるシステムLSIの設計開発拠点の構築を目指す「シリコンシーベルト福岡」プロジェクトの中核施設として建設していた福岡システムLSI総合開発センター(福岡市早良区百道浜3丁目)が十一月四日、オープンした。
 同施設は中小企業基盤整備機構が整備し、九州大学の協力・支援を受けて同機構、福岡県、福岡市、福岡県産業・科学技術振興財団が一体となり運営を進めていく。地上7階建ての施設には、インキュベーションルームやシステムLSI設計ベンチャー用試作・検証ラボを設け、システムLSI分野に関連するベンチャー企業などを支援する。また、九州大学システムLSI研究センター、福岡知的クラスター集中研究所(FLEETS)、福岡システムLSIカレッジが入居し、相互に連携を図りながらプロジェクトを推進していく。
 また、同施設の4~7階を占めるインキュベーションルームは、オー プン後も引き続き入居企業の申し込みを受け付けている。入居対象企業は、(1)システムLSI分野に関連し、大学等と連携する中小・ベンチャー企業など(個人事業者、創業前個人を含む)。(2)中小・ベンチャー企業を経営・技術的に支援する企業など(個人事業者、創業前個人を含む)。(3)先進的な技術・製品・サービスを有し、シリコンシーベルト福岡プロジェクトに寄与する企業など。
 同施設スペースは20、40、80、130、160平方mタイプおよびシェアード(共有)オフィス(各八■程度)があり、全室OAフロア、光ケーブル対応。会議室2室、応接・商談室6室、交流スペースがある。賃料は企業規模などによって一■当たり、1,260円~4,305円。