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福岡で社会起業家養成所を初開講 東京のボーダレス・ジャパン


卒業後半年以内の起業で授業料全額免除

ソーシャルビジネスとして革製品やオーガニックハーブの製造販売など展開する㈱ボーダレス・ジャパン(東京都新宿区、田口一成社長)は10月3日、福岡中央区大名2丁目の福岡バックオフィスで社会起業家養成所「ボーダレスアカデミー」を開講する。
これまでの社会課題の解決を目的とした事業展開で培った経験を生かし、社会起業家の養成・排出に乗り出すもの。本社を置く東京と田口社長が常駐する福岡で開始する。期間は前期3カ月、後期2カ月の計5カ月間で、前期では現役の社会起業家を講師として招き、起業の基礎を学び、後期では実際に生徒がビジネスプランを作成する。開講場所は国道202号(国体道路)沿い、西鉄バス「警固1丁目」停北側のサウステージ3階。授業料は20万円(学生は10万円)、入学金5万円。オンラインでの受講も可能で、受講料は4万円(学生は2万円)。
起業準備費用として在学中から月額15万円を3カ月間受給できるほか、卒業後半年以内に起業すると授業料全額返金される。前期は10月3日~12月26日の毎週水曜日(全13回)、後期は1月2日~2月27日の毎週水曜日(全8回)。定員は東京・福岡校各20人。同社では「社会課題に挑戦したい方々に、学びの場を提供していきたい」と話している。
同社は2007年3月設立。資本金1000万円、従業員785人。2017年度の売上高43億5000万円。「貧困問題」「環境問題」「耕作放棄地」「障害者雇用」など社会問題を解決することを目的に20の事業をグループとして国内外で展開しており、大阪・福岡・宮﨑・韓国・バングラデシュ・台湾・ミャンマー・トルコ・ケニア・グアテマラに活動拠点を置く。
※営利事業として資金を調達しながら、社会が抱える課題解決を目指す取り組み。

2018年9月26日発行