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眼内手術用染色剤開発、欧州発売で経済産業大臣賞受賞  アキュメンバイオファーマ    日米でも2012年発売を目指す


 九州大学発、創薬ベンチャーのアキュメンバイオファーマ株式会社(福岡市東区馬出3丁目、鍵本忠尚社長)は2月16日、独立行政法人中小企業基盤整備機構主催の「Japan Venture Awards2011」で、最優秀賞の経済産業大臣賞を受賞した。
 同社がオランダの眼科手術用薬品、医療機器の大手ドルク社と共同で開発、昨年9月にEMEA(欧州薬品審査庁)の販売承認を取得し欧州全土で発売した眼内染色剤「ILMブルー」(主成分BBG250)の事業で受賞した。鍵本社長は「大学発のバイオベンチャーで開発を進めてきた。開発から実用化の実例を作ることができ、海外市場でも高評価をいただけたことを嬉しく思う。日米での承認と販売に向けた準備も進めており、来年の実現を目指していく」と話している。
 同社は2005年4月設立。資本金は1億円。従業員は1人。鍵本社長は熊本県出身。1976年12月1日生まれの34歳。九州大学医学部卒。趣味は園芸。