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県未来ITスタートアップアワードで3冠獲得 OYASAI
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週刊経済2026年2月25日発行号
AI水耕栽培ユニット製品
農用モジュール製造販売のOYASAI㈱(福岡市中央区大名2丁目、國村隼太社長)は2月2日、ワンフクオカビルディングで開催された「福岡県未来ITスタートアップアワード本審査会」で3つの主要賞を受賞した。
同社が開発する都市型スマート栽培ユニット「OYASAI FARM(オヤサイファーム)」が高く評価されたもので、10組のプレゼンテーションから選出され「福岡県知事賞」、「西日本鉄道賞(にしてつ賞)」、「B Dash Camp出展権」の3冠を受賞した。
「福岡県知事賞」は副賞100万円が付与される主要賞。地域の食料課題や都市空間の未活用地活用に挑む同社の取り組みが評価された。「にしてつ賞」はスポンサー企業による特別賞、「B Dash Camp出展権」は国内有数のスタートアップイベントへの出展機会を付与するもので、代表者1人分の参加費と共同ブース出展費用が免除される。3冠の獲得は、技術力と事業性の双方が審査員から支持を得た結果といえる。
対象となった「OYASAI FARM」は、都市の空きスペースに設置可能な屋内型水耕栽培ユニット。AI制御技術により温度や湿度、光量などを自動調整し、農業の専門知識がなくても高付加価値野菜の安定生産を可能にする。商業施設やオフィス、教育機関、福祉施設などへの導入を想定しており、都市部における地産地消モデルの構築を目指している。また、今回の受賞を契機に、導入先の拡大や地域との共同実証、脱炭素モデルの可視化などを進める方針。B Dash Campへの出展を通じて、パートナー連携の拡大も図るとしている。
受賞を受けて國村隼太社長は「3冠という形で評価いただけたことを光栄に思う。都市に〝畑をインストール〟することで、食の自給力向上に貢献したい」と話している。
同社は2025年4月設立。資本金300万円。従業員数は1人。

