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県内3件目の銀行代理業務許可取得  ニューコンセプト    東京スター銀行の住宅ローンなど貸付


 財務や労務、税務コンサルティングの有限会社ニューコンセプト(飯塚市椋本、林田俊一社長)は6月17日、福岡財務支局から銀行代理業者の許可を受け、23日から同所で運営する「Tax House(タックスハウス)飯塚穂波店」で銀行代理業務の営業を開始した。ゆうちょ銀行を除く一般事業者では福岡県で3件目。
 これは業務領域の拡大を図る目的で新規事業に参入するもの。銀行代理業とは、銀行からの委託を受け、預金又は定期積金などの受入、資金の貸し付け、為替取引などにおける銀行の代理や媒介をするもの。2006年4月の改正銀行法に伴い一般事業者でも銀行代理業務の請負が可能になった。今回同社が許可を取得したのは住宅ローン相談などの「消費者向け貸付業務の媒介」と事業性資金の相談などの「事業者向け貸付業務の媒介」。所属銀行は株式会社東京スター銀行、全国で税務、財務の相談店「タックスハウス」を展開する株式会社エフアンドエム(大阪府吹田市、森中一郎社長)が銀行代理業再委託者となっている。林田社長は「中小企業と金融機関をつなぐパイプ役として、筑豊から次々と成長企業を作りたい」と話している。
 同社は1995年7月設立。資本金625万円。従業員15人。林田社長は飯塚市出身。1950年4月27日生まれの58歳。国士舘大学大学院経済学研究科修士課程修了。趣味は読書、レコード鑑賞、ウォーキング。