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画像判別システム設計大会で準優勝 九州職業能力開発大学校


敢闘賞も受賞

ものづくり産業に特化した教育プログラムを実施する九州職業能力開発大学校(北九州市小倉南区志井、岡田龍雄校長)は3月6日開催の「LSIデザインコンテストin沖縄2020」に出場し、準優勝と敢闘賞を獲得した。
LSIとは、ICよりも高密で多くの電子部品を1つの半導体チップに組み込んだ大規模集積回路のこと。  今年のテーマは「深層学習」。これは掃除ロボットなどの家電製品や自動車の自動運転技術などに搭載されている人工知能に関する技術を指す。こうしたAIによる画像認識の分野で有効な手段とされている「畳み込みニューラルネットワーク」と呼ばれる手法の設計技術を競い、同大学校は準優勝と敢闘賞を獲得した。
同大会は国内の大学、大学校、高専のほかアジアを中心とした海外の大学からも応募があり、未来のエンジニアの設計スキルを向上させることが目的。今年は国内外から90人の応募があった。  同大学校では「今後もさまざまな大会で学生が活躍できるよう、実践的なカリキュラムを充実させたい」と話している。

2020年3月24日発行