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独自の製造請負基準書が福岡労働局から承認 ワールドインテック 国内で初めて
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製造系アウトソーシングの株式会社ワールドインテック(北九州市小倉北区米町1丁目、伊井田栄吉社長)は9月30日、独自に作成した製造請負基準書が福岡労働局から承認を受けた。
ここ数年、製造メーカーでは業務の外注化が進んでいるが、現場レベルで請負と派遣を明確に区別することは難しく、今回のように法令に遵守した形で製造請負を独自の基準プロセスに沿って遂行することを示したケースは国内で初めてとなる。
同社はコンプライアンス基準に沿って、請負から完成までの優先順位を定めたチェックシートとステップシートで基準を設け、取引形態が製造請負であるか、派遣であるかを明確化した。今回の製造請負基準書は活動範囲が福岡県に限定されるため、今後は全国の労働局に承認を求め、製造請負のスタンダードモデルとして製造メーカーに普及させていきたい考え。
同社では「2007年3月からは製造業向け派遣期間が1年から3年に規制緩和されるが、これにより製造メーカーの深刻な課題となっている製造請負と派遣の差異を明確にできる」と話している。
同社は1993年2月設立、資本金は6億8,300万円、従業員数は約6,800人。04年12月期の連結売上高は195億3,200万円。
伊井田社長は京都府出身。1956年5月5日生まれの49歳。

