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物流環境大賞で低炭素物流推進賞 ランテック
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週刊経済2025年7月16日発行号
年間178トンのCO2削減などが評価
冷凍、冷蔵の食品輸送などの㈱ランテック(福岡市博多区古門戸町、舛元健了社長)は6月30日、「第26回物流環境大賞」で低炭素物流推進賞を受賞した。6回目の受賞で、同部門では2021年以降2回目。
日本郵船や日本貨物鉄道、ANAホールディングスなど陸、海、空の物流事業者が加盟し、現場業務改善や人材育成などを手掛ける(一社)日本物流団体連合会(東京都千代田区、長澤仁志会長)が、物流業界の環境保全活動の推進などを通して健全な発展に貢献した団体、企業を表彰する制度。同社は熊本県から東京都までの冷凍品トラック長距離輸送を、熊本駅~東京貨物ターミナル駅まで鉄道輸送に切り替えたことでCO2排出量を年間178トン削減し、ドライバーの拘束時間減少につながった点などが評価された。同部門では、同社含む3件(共同受賞含む7社)が受賞。計6部門で31件表彰された。
同社では「冷凍商品は温度管理の徹底が不可欠。コンテナ内に冷却設備を置き、温度設定やドアの開閉を遠隔でコントロールできるシステムを使うことで品質も維持できる。今後も継続してモーダルシフトに取り組みたい」と話している。

