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熊本市の旧本社用地に6階建オフィスビル 西部電気工業


完成は2019年8月

情報通信エンジニアリング業・西部電気工業㈱(福岡市博多区博多駅東3丁目、熊本敏彦社長)は、熊本市坪井2丁目の旧本社用地で6階建て複合オフィスビルの建設を始めた。完成予定は2019年8月。
旧本社屋は2010年まで本社ビルとして、その後は熊本の重要拠点ビルとして活用してきたが、老朽化とともに16年の熊本地震で被害を受けたことなどから、近隣と一体となった再開発を進めることで資産の有効活用と地域活性化を図る。場所は県道1号熊本玉名線沿い上林町交差点角。敷地面積は3176㎡、ビルの延べ床面積は9994㎡。1階が店舗スペース、3階~6階が事務所からなる複合テナントビルで、大型テナントの入居も見据えフロア当たりの貸室面積は最大約1400㎡(熊本市内のテントオフィスでは最大級)のほか、自走式駐車場(1~3階・約60台)や開放的な空間(ピロティ、広場)を設けるのが特徴。またコールセンターやBPOなどの誘致を想定したテナントオフィスを整備することで「雇用の創出」や「賑わいづくり」、「地域環境整備」による地域活性化を目指す。
同社では「本事業を通じて保有資産の有効活用を図るとともに、雇用の確保や賑わいづくり、街並みの改善などで熊本の創造的復興につながる」と話している。

2018年4月3日発行