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港1丁目に30階建て賃貸マンション  ディックスクロキ    09年2月下旬完成


 賃貸マンション企画・開発の株式会社ディックスクロキ(福岡市中央区高砂2丁目、黒木透社長)は、同市中央区港1丁目に30階建て高層賃貸マンションを建設する。完成は09年2月下旬。
 場所は、那の津通りから入ってすぐの旧長浜プラザ北側。敷地面積約2,058平方メートル、延べ床面積約1万8,900平方メートル。地上30階・地下1階建てで、総戸数は210戸。1階にはテナントが入る。間取りは1LDK、2LDKが中心で、家賃は「一般的な賃貸マンションの同タイプの間取りより若干高めに設定する。2LDKで10万円超程度を考えている」(同社担当者)という。開発型証券化スキームを活用、SPC(特定目的会社)を組成し、4月27日に着工した。同SPCは、複数の金融機関からノンリコースローンによる融資を受けると同時に、ディックスクロキおよび複数の金融機関から匿名組合出資を受けている。そのうち、西日本シティ銀行から1億7000万円の匿名組合出資と約15億円のノンリコースローンを受けている。ディックスクロキおよび西日本シティ銀行によれば、開発型SPCへの出資は地銀でも珍しいという。完成後、土地・建物とも米国の保険・金融サービスグループAIGが運用するファンドに約53億円で売却する。
 同社は1984年創業、91年設立。資本金は3億5,002万円。06年3月期の売上高は224億円。従業員は85人。
 黒木社長は宮崎県出身。55年3月21日生まれの52歳。宮崎県立都城専修訓練校卒。趣味は旅行、音楽鑑賞、ドライブ。