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渡辺通1丁目に8階建て新病棟建設  広瀬病院    08年4月に移転開業目指す


 医療法人社団広仁会の広瀬病院(福岡市中央区渡辺通1丁目、古賀稔啓院長)は、現病棟の隣接地に8階建て新病棟を建設する。来年2月着工、08年4月の開業を目指す。
 独立行政法人都市再生機構の渡辺通駅北土地区画整理事業に伴い、将来的に現病棟部分が道路となる計画のため、建て替え、移転するもの。場所は、同町の渡辺通り沿い、電気ビル新館斜向かいの現病棟の南隣り。新病棟は8階建てで敷地面積約940平方メートル、建築面積約773平方メートル、延べ床面積約5,105平方メートル。1階は受付、待合フロア、2階は診察室、3階は検査フロアと手術室、4階は管理フロア、5~7階が病棟になる予定。
 同社医事課によれば「当院はこれまで地域密着の外科病院としての認知度が高かったが、今後は乳がん治療の専門病院を目指す。新病棟建設を機に、乳がんの予防、再発防止、乳房再建、みとりの4つのコンセプトを実践できる病院づくりを進める」という。これに伴い、ベッド数を現在の82床から62床へ縮小する予定。また、人員は現在の約90人から増員する考え。総工費の詳細は未定。
 同院は1963年3月開設。診療内容は乳腺・甲状腺外科、消化器外科、一般外科、内科など11科。