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海外人材のマッチング事業を開始 油機エンジニアリング


中小企業の人材難を支援

建設機械アタッチメントレンタルなどの油機エンジニアリング㈱(太宰府市北谷、牧田尚起社長)は1月6日に有料職業紹介の許認可を取得し、2月1日から海外人材のマッチング事業を開始した。  同社では人手不足解消のため2014年から海外人材を積極的に採用しており、現在11人の外国人社員が働いている。今回の事業は外国人社員からの発案によるもので、中小企業の人手不足と外国人社員の受け入れ体制が整っていない現状があることから、同社の持つノウハウを生かしたサービスを提供していく。企業の求めるスキルに応じた人材紹介だけでなく、文化の違いに関する対応や給与設定、在留資格申請、依頼があれば定着支援まで手掛ける。SNSや口コミ、外国人社員のネットワークを活用して求人し、まずは取引のある建設業などへ紹介していく。サービス名は「JOBMATE」で、博多オフィス(福岡市博多区博多駅前1丁目)を拠点とする。スタッフは中国人、韓国人、アメリカ人の社員3人と牧田隆会長。
同社では「外国人社員の採用によって仲介業者なしで海外メーカーとの取引が可能となり関係性の向上やコストダウンにつながった。企業側のニーズと求職者の希望するキャリアに応じたマッチングで中小企業の手助けになりたい」と話している。  同社は1995年12月設立。資本金3500万円。従業員数60人。

2020年3月24日発行